WASHI | More Than Business Cards
ソーシャルメディアやプロフェッショナル向けネットワーキングサービスの普及により、従来の名刺は時代遅れになりつつあります。人々は直接会うことなく、オンラインで簡単につながることができるようになりました。
“人を紹介されたら、紹介者を飛び越えて相手と直接関わることはしない。”
文化的背景
京都において、名刺交換は単なる形式的な行為ではなく、初対面の儀式であり、人間関係の入口を開く重要な行為です。この伝統は信頼関係の構築を強化し、一つひとつの名刺交換を意味のあるものにしています。ここでは名刺は相手への敬意を示すものとして、今もなお広く使用されています。
問題
増え続ける名刺の山を、単なる紙切れにしないためにはどうすればよいでしょうか?名刺が初対面の記憶を呼び起こす手がかりになり得るのでしょうか?
解決策
WASHI は、デジタルネットワークへの物理的な鍵となる手作りの名刺です。従来の名刺やいわゆる電子名刺とは異なり、WASHI は単に連絡先を共有するだけでなく、特定の分野で築かれた関係を可視化し、一回のタップでアクセスを可能にします。
仕組み
Meet & Connect – 対面での出会いを大切にしながら、デジタル上でネットワークを維持。
Tap & Exchange – WASHI をスマートフォンにタップするだけでネットワークへのアクセスを許可(アプリ不要)。
Visualize & Predict – ネットワークの成長をリアルタイムで可視化し、過去のネットワークパターンに基づいて将来のつながりを予測。
デザイン
WASHI は、クリエイティブ業界、学術、AI、研究など、持ち主の特定のネットワーク領域を物理的・デジタル的に反映するよう設計されています。
グレード
WASHI は、持ち主のステータス、信頼性、影響力を象徴します。
WASHI(ホワイト)
WASHI(ゴールド)
WASHI(ブラック)
嘉戸 浩(Ko Kado)は、杉本博司(Hiroshi Sugimoto)や故・坂本龍一(Ryuichi Sakamoto)のために和紙に唐紙を制作してきました。
クラフトマンシップ
伝統的な和紙作りは、コンセプトや芸術性よりも技術や素材の品質を重視します。卓越した職人技こそが、それぞれの WASHI を唯一無二の価値あるものにしています。
テクノロジー
WASHI は、手すき和紙に超薄型 NFC チップを埋め込んで作られています。このシンプルな仕組みにより、誰でも自分だけの WASHI を作成し、ネットワークシステムに接続できます。
コアコンポーネント
手すき和紙 – 伝統技術で作られた、最高の手触りを持つ紙。
超薄型 NFC チップ – アプリ不要で瞬時にタップして接続。
React を基盤としたネットワーキングシステム – Neo4j のグラフネットワークにより、人々のつながりと紹介の系譜を記録し、force-graph で可視化。
次のステップ
現在、WASHI に AI 技術と動的素材を組み込む開発を進めています。
プログレッシブ・チェーン・ネットワーキング(特許取得)AI がネットワークパターンを分析し、最も効果的な関係の広げ方を提案。
カラーチェンジ WASHI(研究開発中)熱変色・電気変色 コーティングを施し、持ち主のネットワークの成長に応じて WASHI の色が変化。名刺そのものが持ち主のネットワークの拡張を可視化する「生きた名刺」に。
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We would like to extend our heartfelt gratitude to Ko Kado for his craftsmanship.
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